ドラマ
東芝日曜劇場 縁談
[TBS]
1971年3月21日(日)21:30~22:26
夫に死なれて8年。ふみは書道教授をしながら、夫の忘れ形見のような弟の則文と妹の明子を育ててきた。ふみの兄・伸介とその妻・元子はまだ若いふみの将来を思って再婚を勧めるが、亡き夫を今も慕い続けるふみには、まったくその気はなかった。そんなある日、則文との仲を噂されるバーの女・京子が訪ねてきた。いかにも軽薄ですれっからしといった京子の様子にふみと明子は結婚を反対したが、則文は聞く耳を持たない。ふみは興信所に頼んで京子の素行調査をしてもらい、夫の形見の指輪を元手に作った手切れ金を持って、京子を訪ねていく。だがそこでふみは、京子から則文の意外な本心を聞かされる。則文は結婚して、ふみを自由の身にしようと考えていたのだった。
【脚本】橋田壽賀子(日脚連)
【出演】草笛光子、高橋長英、沢田雅美、寺田路恵、新田勝江、伊藤豪、山川弘乃、三浦康子
【製作著作】TBS
【制作協力】テレパック
【プロデューサー】石井ふく子
【演出】川俣公明