東芝日曜劇場 その気になるまで
[TBS]
1996年4月7日~6月30日(日)21:00~21:55
人生も半ばにさしかかり、結婚もし、子供も成しながら、気がつけばシングルに戻っていた…。全員が離婚経験者という男女7人が、身軽なシングルを謳歌しながらも、何か物足りない日常の中で、もう一度仕事に恋に「その気になるまで」を描いたライトコミカルドラマ。田口賢一(明石家さんま)は一流企業のサラリーマン。人生に必要なのは愛と勇気と有給休暇だと思ってやってきた。目下の悩みは、会社の人事部でリストラ担当を仰せつかり、辛い立場にいること。そんな悩みを抱えつつ、通勤電車で似た者同士に出会う。ひとりはバツイチのスポーツ新聞記者・大野木誠(赤井英和)。離婚して以来、会社の仮眠室に寝泊りする孤独な私生活らしい。そしてもう一人、神代秀明(佐野史郎)は、銀行から大手呉服店へ転職し、営業部長としてバリバリらしい。が、度重なる浮気ぐせが原因で妻に逃げられたという。もう結婚はこりごりという3人だ。後に出会う青山恭子(手塚理美)は、工事重機械のリース会社の現場担当。離婚後、子供を姉に預け、建築現場で男勝りに働く紅一点だ。恭子の友人には、そろそろ後進に席を譲れといわれているバツイチの国際線客室乗務員・嶋田美登里(秋野暢子)や、やはりバツイチで子持ちのラジオディレクター馬場千春(山下久美子)がいる。そしてもう一人、バーバー・ポッキーに勤める小室由香(細川ふみえ)は、まだ若いのにすでにバツ2。4人の中で唯一色っぽい26歳だ。ポッキーの客として通う大野木が神代を連れてポッキーを訪れた。大野木と神代が独身だと知った由香は、月に一度、美登里のマンションで開いているホームパーティーに2人を誘う。こうして中年合コンとなったものの、別れた妻の立場、夫の立場でバトルトークが炸裂し、まるで夫婦喧嘩のようになってしまい…。
【脚本】鎌田敏夫(日脚連)
【出演】明石家さんま、赤井英和、佐野史郎、手塚理美、秋野暢子、山下久美子、細川ふみえ、森口瑤子、井上夏葉、平泉成、鶴田忍、田山涼成
【ディレクター】清弘誠、横井直行、
【製作著作】テレパック
【プロデューサー】武敬子