金曜ドラマ 週末婚
[TBS]
1999年4月9日~7月2日(金)22:00~22:54(全13話)
”週末婚”という画期的なテーマを取り上げ「女の幸せとは?」と視聴者に問いかける脚本家・内館牧子によるオリジナルストーリー。次々に飛び出す女の本音が話題をさらった。
月子は太陽のように華々しく活躍する姉の陽子にずっとコンプレックスを抱えていた。いまは最愛の恋人、豹との結婚で頭がいっぱいである。陽子は翻訳家の仕事に行き詰まり、恋愛もうまくいかず、閉塞感に苦しんでいた。月子はそんな姉を元気づけようと外に連れ出す。行きつけのレストランには月子の婚約者、豹と兄の純がいた。姉妹と兄弟の出会いが悲劇を産む。
月子と豹の結婚式が目前に迫った頃、陽子は爆弾発言をする。いま妊娠している。父親は豹の兄、純であると。ショックを隠せない月子と両親。陽子は更に追い打ちをかける。兄弟姉妹同士で結婚するのは嫌だと。月子に身を引けと。姉の策略にまんまと引っ掛かり、身を切る思いで豹と別れる月子。彼女は仕返しとばかりに姉の結婚式で、陽子の悪行をぶちまける。仲の良かった姉妹に修復不可能な亀裂が入る。
豹との愛をあきらめた月子は仕事に生きる。キャリアウーマンとしての実績を着実に伸ばしていく妹に、嫉妬を隠し切れない陽子。月子の働きぶりに惹かれた上司の航一は彼女にプロポーズする。愛も仕事も手に入れた妹に陽子は嫌がらせを仕掛けるようになる。妹を突き落としてまで手に入れた結婚生活はあまりうまくいっていなかった。月子は航一との結婚を決めるが、ひとつだけ条件を出した。「週末婚にしてほしい」と。
【原作】内館牧子「週末婚」(幻冬舎)
【脚本】内館牧子
【出演】永作博美、松下由樹、仲村トオル、阿部寛、沢村一樹、川原亜矢子、織本順吉、根岸季衣、神山繁、中原ひとみ、戸川京子 ほか
【制作著作】テレパック
【プロデューサー】矢口久雄
【ディレクター】佐々木章光、藤尾隆、池澤辰也
【AP】池澤辰也
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