ドラマ

火曜サスペンス劇場 警部補佃次郎8 女たちの事情

  • moja

[NTV]
1999年7月12日(火)21:03~22:54

国立競技場近くの石段で男の転落変死死体が見つかった。死亡していたのは食品会社『日鮮』の社長・今泉伸一。解剖の結果、右側頭部に陥没が認められ、酒に酔った今泉が落ちて頭を強打したのが直接の死因と思われた。捜査を進めた佃ら所轄の刑事たちは、事件前に酒を飲んでいた今泉が誰かと待ち合わせをしていたと確認。この人物が事件の鍵を握っている、とにらむ。今泉の自宅は埼玉県の本庄。地元の銀行員時代、先代社長の目に止まり娘の政子と結婚した今泉は、現在、単身赴任で東京のマンションに住んでいる。会社は順調、家庭内にも問題はない、という政子は今泉の死が事故だと断定した。まもなく、政子に吉田達男という腹違いの弟がおり、遺産問題で揉めていたことが判明。また、政子も会ったことがあるらしい野沢春美という愛人の存在も明らかになった。今泉は事件直前、自殺を匂わすような連絡を春美にしたらしいのだが、真相は不明。逆に、今泉が事件当時、200万円の現金を持っていたことが分かり、他殺の可能性も出てきた。佃らの聴取を受けた吉田は、事件当時、経営する広告会社の事務所に1人でいた、と主張した。吉田の会社は経営的に苦しく、遺産の取り分で不満を募らせていた吉田が今泉を狙う可能性は十分考えられる。だが、政子も春美も共にアリバイが不明で、捜査は混沌とした状況となった。そんな中、吉田の事務所の近くに住む小谷理恵(大路恵美)という女が、吉田のアリバイを証言した。吉田に遊ばれた、という理恵の証言は二転三転……。

【原作】五十嵐均
【脚本】佐藤茂(日脚連)
【出演】西郷輝彦、六平直政、ベンガル、大河内浩、岡本麗、姿晴香、火野正平
【プロデューサー】篠原茂

【製作著作】テレパック

【プロデューサー】小橋智子
【ディレクター】脇田時三