三男三女婿一匹Ⅲ
[TBS]
1979年10月2日~1980年3月18日(火)
21:00~21:55(全25話)
雑司ヶ谷にある桂医院を舞台にした医療ドラマ第3弾。設定も新たにリニューアル!毎度お馴染みのひねくれ者で融通が利かなくて勝手気ままで頑固な照れ屋の院長・桂大五郎(森繫久彌)はニューヨークに外遊中。病院は3人の息子が回している。毒舌キャラの長男・桂文太(山城新伍)は外科医。頭が切れてフットワークの軽い次男・桂恵太(関口宏)が内科医。女好きで要領のいい三男・桂仙太(岡本富士太)は整形外科医。大五郎でさえ頭の上がらない妻の時子(杉村春子)が病院理事長。大五郎がなにより苦手という入り婿の正太郎(井上順)が総務主任。正太郎の妻・勝気な長女のひかり(木内みどり)と30年来桂家に仕える家政婦の水島勝子(山岡久乃)が家事を切り盛りしている。大学で研究生をやっている末っ子のつたえ(志穂美悦子)だけが厄介な大五郎を心から慕っている。大五郎は医療過誤で子供の患者を殺したと悪い噂を流され、そのせいでアメリカへ行く羽目になったのだった。だが、向こうの医療に触れ、決意を新たに帰ってきたのだが、紛失した鞄だけが先に戻ってきて自殺と間違えられたり、看護師たちから幽霊と間違われたり、隠し子を連れて帰ってきたのか?と時子から疑われたりと散々。桂病院はこのところ救急患者の対応に大わらわ。猫の手も借りたいほどなのだが、そこに突然帰ってきた大五郎が救急専門の病院にしていきたいとこれまた突拍子も無いことを言い出して、文太たちから顰蹙を買ってしまう。さらには大五郎は救急患者とあればなんでもかんでも引き受けてしまうので、息子たちはげんなり。大五郎を突き動かしていたのは、やはりあの時の子供を助けられなかったことだったのだが、子供を殺したという噂は消えず…。
【脚本】高橋玄洋
【主題歌】松山千春「残照」
【出演】森繁久彌、山岡久乃、杉村春子、山城新伍、関口宏、藤田弓子、岡本富士太、木内みどり、志穂美悦子、井上順、中尾ミエ、中村梅雀、岡まゆみ、鹿賀丈史 ほか
【製作著作】テレパック
【プロデューサー】武敬子
【ディレクター】脇田時三、本多勝也
【制作主任】若松節朗