月曜ミステリー劇場　西村京太郎サスペンス
探偵左文字進３　空巣と殺人

[TBS]
2001年5月14日（月）21：00～22：54

万年金欠病の左文字探偵事務所にオイシイ仕事が舞い込んだ。資産調査の依頼で費用は全額キッチリ前払いだという。足取りも軽く依頼人のマンションへ急ぐ左文字進（水谷豊）と助手の麻生史子（さとう珠緒）。だが左文字たちが目にしたのは既に息絶えた依頼人・高木玲子（岡まゆみ）の姿だった。矢部警部（益岡徹）らが現場検証を進める中、妙な空巣事件の報告が入った。殺害現場の向いにあるマンションの一室で、玲子の死亡推定時間とほぼ同時刻に空巣が発生。しかも被害総額はゼロだという。空巣が犯行現場を目撃した可能性がある。左文字からヒントを得た矢部警部は早速、空巣未遂犯の絞り込みに全力をあげた。一方、殺された玲子の身元は容易に判明した。玲子は六本木のクラブ・オーナーで、２年前に東京地検の検事・有坂（三浦浩一）と離婚している。慎重に玲子の周辺調査を進めるうちに、左文字は画廊経営者・仁科美砂子（日下由美）との妙な接点に気付いた。さらに矢部警部も新たな情報を掴んでいた。玲子の経営するクラブの雇われママ・麻里（濱田のり子）と玲子の関係が険悪で、そこに美砂子の存在が見え隠れするのだ。美砂子と麻里、二人の女は事件と関係しているのか…。そんな中、空巣未遂犯・広松旭（梨本謙次郎）の名が割り出された。だが、広松から目撃証言を取り付けた矢先、玲子殺害の容疑者と目された女が殺害されてしまった…。