ドラマ
ドラマW なぜ君は絶望と闘えたのか
[WOWOW]
2010年9月25日~9月26日(前篇・後篇)21:00~22:40
"―1999年。うだるような夏の午後。北九州の薄暗い喫茶店で、まだ23歳のその青年と出会った―“僕が……僕が、この手で彼を殺します”
そう力強く言い放ったのは、無惨にも18歳の少年に最愛の妻子を殺され、突如被害者遺族となり、絶望の淵に落とされた若き青年、町田道彦。その言葉に戸惑いを隠せない男、週刊誌記者・北川慎一。妻子を殺された深い哀しみの中、幾度となく司法の厚い壁に跳ね返され、なおも敢然と挑み続ける町田。しかしそれは、決して孤独な闘いではなかった。絶望と闘う青年の陰には、彼を励まし、支えた人たちがいた。その大きな支えとなったのは、町田を取材対象として追った一人のジャーナリスト、北川であった。貪欲に事件を追い、売れる対象には固執に付き纏うのがジャーナリストの宿命。しかし彼は、皮肉にも家族を失ったこの若き青年から、失った人間の本質を教わっていく…。
最愛の妻子を失った事件発生から9年――。若き青年が成し遂げた大きな成果とは…そして、絶望の闘いの果てにある揺るぎない感動とは…。1999年に起きた光市母子殺害事件を追った記者、門田隆将の著書をドラマ化。"
【原作】門田隆将「なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日」(新潮社)
【脚本】長谷川康夫、吉本昌弘
【演出】石橋冠
【出演】江口洋介、眞島秀和、ミムラ、西岡德馬、草笛光子、木村多江、高橋克実、田口浩正、井川比佐志、市毛良枝、佐藤B作、益岡徹、柄本明、角替和枝、利重剛、田中実、井川遥、小澤征悦、田山涼成、矢島健一、石塚義之 ほか
【制作協力】テレパック
【製作著作】WOWOW
【プロデューサー】菱田光彦、黒沢淳
【AP】松島瑠璃子
【AD】東田陽介、河原瑶
- ☆第65回 文化庁芸術祭 テレビ部門(ドラマの部)大賞 ※後篇
- ☆第28回 ATP賞テレビグランプリ優秀賞
- ☆東京ドラマアワード2011 作品賞〈単発ドラマ部門〉優秀賞
- ☆2010年ギャラクシー賞 テレビ部門 9月度 月間賞