ドラマ

金曜プレステージ特別企画 宮部みゆきスペシャル
魔術はささやく

  • hoge

[CX]
2011年9月9日(金)21:00~22:52(全1話)

それは突然起きた。一人目は赤信号で車道に飛び出し、二人目は誘われるように地下鉄に飛び込み、そして三人目は結婚式当日に飛び降り自殺。偶然にも、三人ともかつて「ある大罪」を共に犯してしまった、高木和子(木村佳乃)の仲間たちだった。しかも、最初の事件は、和子にとって命よりも大切な弟・守(中村蒼)や、その里親たちも巻き込んでいる。これは偶然ではない。私への復讐だ。次は私だ!死の魔術は、ついに第四の女・和子の耳元に囁かれようとしていた―。15年前、幼いころ、父が失踪して以来、和子と離れ離れに生きてきた弟・守は、姉・和子の存在を知らない。和子が、「自分が姉だ」と名乗り出ることができないのには理由がある。彼女が過去に犯してしまった、刑事裁判にはならない「ある罪」に対する懺悔だ…。実の父が横領犯として失踪、育ての里親がタクシー事故で過失致死―父親が二度も犯罪者となってしまった守は、イジメに遭い、孤独と闘う日々。そんな愛おしい弟を守りたい、何かしてあげたいとあがく和子。しかし、彼女らを嘲笑うように、「魔術師」は次々と第四、第五の犠牲者を生み出していく。科学的にも裏付けられた、ある「独特の手法」によって…。和子の犯した「大罪」とは?人間を自由にあやつり続ける魔術師の正体は?そして目的は?果たして和子は、愛する弟を守り抜くことができるのだろうか!?

【原作】宮部みゆき「魔術はささやく」新潮社
【脚本】渡辺千穂
【主題歌】安藤裕子「飛翔」
【演出】古厩智之
【出演】木村佳乃、中村蒼、大杉連、加藤治子、小池栄子、原田美枝子、奥田瑛二、松重豊、眞島秀和、たくませいこ、六角精児、里田まい、江口のりこ、谷村美月、草村礼子、宍戸美和子、小池榮 ほか

【製作著作】テレパック

【プロデューサー】黒沢淳、村上研一郎、渋谷未来
【AD】松島瑠璃子