ドラマ

月曜ゴールデンスペシャル 内田康夫サスペンス
浅見光彦シリーズ23 藍色回廊殺人事件

  • moja

[TBS]
2007年3月26日(月)21:00~22:54(全1話)

ルポライター・浅見光彦(沢村一樹)は、四国八十八ヶ寺の取材のために徳島へ来ていた。ある日、五番札所の「地蔵寺」で大谷焼きの職人をしている今尾賀絵と名乗る女性と出会う。しかし翌日、その工房を訪ねた光彦を出迎えたのは見知らぬ女性だった。彼女は今尾賀絵(今村恵子)だと名乗り、光彦は驚いて地蔵寺で撮った写真を見せた。「妹の芙美(遠野凪子)です」と賀絵は答え「バカな子」…と付け加えた。芙美は脇町で藍染めをしているという。光彦が賀絵に連れられて脇町を訪ねると、町並みにそぐわない喪服の女・市来さゆり(魏涼子)と出会う。10年前の今日、婚約者・棟方崇(高杉勇次)とさゆりの友人の飛内栞(栗山かほり)を車の転落事件で亡くしたのだが、犯人は未だに見つかっていないという。光彦が今尾家に到着すると、「帰れ!」という怒鳴り声が聞こえてきた。声の主、今尾武治(若林豪)に追いたてられるように出てきたのは原沢聡(大浦龍宇一)。彼は吉野川改修工事を進めようとしている徳南建設の人間だった。その日は反対派のリーダーである今尾の説得に来ていた。しかし、人間国宝級ともいえる頑固な藍染職人の今尾は、首を縦には振らなかった。吉野川改修工事と転落事件の話に興味を持った光彦は、芙美に連れられて祖谷渓の断崖絶壁へと向う。そこには手を合わせる市来さゆりと新聞記者の四宮健一(五代高之)、そして棟方と同僚だった原沢の姿があった。転落した車の天井に口紅で「殺される」というダイイングメッセージが残されていたと聞いた光彦は、事件の解明を芙美に約束してしまう。

【原作】内田康夫「藍色回廊殺人事件」講談社文庫
【脚本】石原武龍、小澤俊介
【出演】沢村一樹、加藤治子、村井国夫、遠野凪子、今村恵子、若林豪、大浦龍宇一、五代高之、山本郁子、白石マミ、石塚義之、魏涼子、鹿内孝、樋浦勉、児玉謙次、片岡富枝、栗山かほり、高杉勇次、仲松秀規 ほか

【製作著作】テレパック

【プロデューサー】矢口久雄、山後勝英
【ディレクター】佐々木章光