二夜連続ドラマスペシャル 輪違屋糸里~女たちの新選組~
[TBS]
2007年9月9日(日)、9月10日(月)21:00~22:48(全2話)
幕末の京都で名を馳せた新選組の浪士たちを、女の目線からとらえた浅田次郎のベストセラー『輪違屋糸里』をついにドラマ化。
幼い頃、京都の輪違屋に売られ一流の芸妓に成長した孤児・糸里(いとさと)と、新選組の土方歳三。初対面でお互いに惹かれあう二人の関係を縦軸に、新選組の男たちに運命を託しながらも力強く生き抜く凛とした女たちを描く。幕末の京都で攘夷派の志士や浪士たちを取り締まる目的で江戸から上った新徴浪士隊。のちに新選組と呼ばれる土方歳三(伊藤英明)たちは、その狼のような獰猛さと傍若無人な振る舞いから町民に怖れられていた。その土方が雅野でいま一番期待されている芸妓・糸里(上戸彩)と出会い、お互いに強く惹かれていく。糸里は生まれてすぐ母親を亡くし養親に育てられ、六歳の時に人買いに連れられて京へ上った。輪違屋に身を寄せた糸里は舞いや鳴り物などの芸事から和歌、お茶の作法までを辛抱を重ねて身につけ、その頂点に立つ太夫の手前まで成長していた。糸里が十六歳になった夏、実の姉と慕っていた音羽太夫(小田茜)が浪士隊の芹沢鴨(中村獅童)に無礼討ちと称して惨殺される。音羽太夫の理不尽な死に糸里は号泣するが、土方は慰める言葉もなかった。度重なる芹沢の無軌道な行動に業を煮やした京都守護職・松平容保(花柳錦之輔)は浪士隊隊長の近藤勇(的場浩司)や土方を呼び、芹沢を斬るよう厳命した。その芹沢がある日、信じられないことを言い出した。土方に向かって、糸里に心を寄せている芹沢の部下・平間重助(温水洋一)と彼女の仲をとりもって欲しいというのだ。土方と糸里の関係を知った上での嫌がらせだった。拒めば芹沢が土方を斬るかもしれない。苦渋の選択を迫られた土方は、糸里本人の前で芹沢の申し出を受け入れた。その時、糸里は…。
【原作】浅田次郎「輪違屋糸里」文藝春秋
【脚本】竹山洋
【主題歌】平原綾香「シチリアーナ」
【出演】上戸彩、中嶋朋子、小田茜、山本太郎、温水洋一、丸山隆平(関ジャニ∞)、西原亜希、池上季実子、浅田美代子、古手川祐子、笹野高史、山田純大、金田明夫、的場浩司、中村獅童、伊藤英明 ほか
【製作著作】テレパック
【プロデューサー】森下和清
【AD】小林美穂
【メイキング】山本裕也