月曜ゴールデン 西村京太郎サスペンス
探偵左文字進11 完璧な犯罪
[TBS]
2007年11月5日(月)21:00~22:54(全1話)
今回の敵は左文字弁護士事務所史上最大の難敵といえる高村(石橋凌)。以前は優秀な警察官で現在は県議会議員として大活躍中。そんな高村が犯した自殺に見せかけた殺人事件。どこをどう探っても事件と高村のつながりは見えてこないが、左文字の推理では高村が犯人としか考えられない。元警察のエースで県議会議員という権力の中枢にいる高村のアリバイを左文字はどう崩すのか。ある日、左文字事務所に美しい女性・美晴(国分佐智子)がやってきた。美晴は亡くなった夫・作曲家の中里普平こと田中普平(大鶴義丹)が本当に自殺をしたのか調べてほしいという。探偵の左文字進(水谷豊)は彼女の毅然とした態度に好感を抱く。左文字は早速事務所で働く小日向霧子(山村紅葉)に中里の詳細なデータ検索を頼み、麻生史子(戸田恵子)と共に自殺した現場である日光鬼怒川を訪れる。日光に着いた左文字は早速中里のアシスタントをしていたケイ子(堀越のり)と合流、彼の交友関係などを聞き出す。中里は有名な作曲家でその交友範囲は広く、多くの女性の名前に混じって県会議員の名前も。さて、ケイ子と別れて宿に着いた左文字は、田沼一課長(西田健)と偶然出会う。不意を突かれた田沼はしどろもどろ。しかし偶然そこに後輩の高村(石橋凌)が通りかかり、話をそらす。高村は田村の神奈川県警時代の優秀な後輩で、現在は県会議員として活躍中、現在は中高一貫のフリースクールを作るために尽力中だという。左文字は中里の交友録の中に高村の名前があったことを思い出す。その後、自殺の現場を調べていた左文字の元に電話が入った。中里が若い頃着き合っていた女性・高村あゆみ(伴杏里)が投身自殺をしているという。左文字は今回の鍵を握るのが高村県議会議員だと直感する。その翌日、左文字は高村を直撃し、自分の推理をぶつける。しかし当然高村は中里の殺害を否定。左文字は引き下がらないが、物的証拠はまったくない。左文字は警視庁の矢部警部(布施博)や高村の家政婦・たえ子(大山のぶ代)などの協力を得ながら、元エース警察官にして現県議会議員という権力の中枢にいる難敵のアリバイ崩しをはじめる。
【原作】西村京太郎
【脚本】安本莞二
【主題歌】水谷豊「エンジェルSTREET」
【出演】水谷豊、布施博、戸田恵子、大鶴義丹、西田健、伊東孝明、石橋凌、長谷川朝晴、山村紅葉、大山のぶ代、国分佐智子、くわばたりえ、小原正子、山中崇史 ほか
【製作著作】テレパック
【プロデューサー】森下和清、浅野敦也
【ディレクター】池澤辰也
【AP】岡野真紀子
【AD】近見哲平