ドラマ

月曜ミステリー劇場 西村京太郎サスペンス
十津川警部シリーズ第30作特別記念作品
パリ~東京殺人ルート

  • moja

[TBS]
2003年12月29日(月)21:00~23:09(全1話)

パリへ出張中の安原刑事(山村紅葉)から緊急連絡が入り、捜査一課の十津川警部(渡瀬恒彦)たちに緊張が走る。安原は日本人、戸川雄介(岡田勝)殺人事件に遭遇したのだ。パリ警察のモレル警部(ベルナー・ワッセイニ)は十津川とも旧知の仲。安原を通して捜査協力を依頼する。戸川は宝石ブローカーで、国際テロにも関係する手配犯302号とも接触しており、302号はすでに日本に潜入していることがわかる。捜査をめぐり十津川と国際犯罪捜査課の今岡正也警視(鹿内孝)が対立する。十津川と今岡は、6年前に大物フィクサー大沢貢(清水紘治)をめぐる事件で衝突したことがあった。その時大沢を捕り逃がしたことを、十津川は悔しく思い返す。今岡から302号の情報を受け十津川は現場に急行する。密輸の取引現場で銃撃戦となり、302号は射殺されるが、息を引き取る寸前、十津川に「大晦日、フランスで…これを女に渡して欲しい」と指輪を託す。十津川と亀井刑事(伊東四朗)は今回の事件が6年前の事件に関わりがあると感じていた。十津川は休暇を取り、観光客としてパリを訪れる。通訳の沢田貴子(中村江里子)に案内されたレストランでシャンソンを歌う女の顔を見て十津川は驚く。北川美里(高島礼子)。彼女は6年前の事件の重要な証人だった。十津川は302号との約束を果たすため、大晦日、モン・サン・ミッシェル修道院に向かった。そこで待っていたのは美里だった。やがて十津川は事件の裏に意外な大物が隠れていたことに気づくのだった…。

【原作】西村京太郎
【脚本】安本莞二
【出演】渡瀬恒彦、伊東四朗、高島礼子、鹿内孝、清水紘治、堤大二郎、中村江里子、小野武彦、小野ヤスシ、中西良太、山村紅葉、古川りか、小沢真珠、三田村周三、山田辰夫 ほか

【製作著作】テレパック

【プロデューサー】森下和清、沼田通嗣
【ディレクター】脇田時三